2002/09/01:高巻き、藪漕ぎ、プチ遭難釣行

天候:晴れ AM6:20〜PM12:20


今日は楽しみにしていた渓流監視委員会OLMの日。
11時現地集合なので、10時頃までは釣りができるな(ムフッ)
よっしゃ!以前から気になっていたあの川へ行ってみよー!!!


6時現地着。
「うぎゃ!」
ルアー等小道具一式を詰め込んだバック忘れた・・・(涙)
手持ちは先日補充した箱入りのままの新品ミノーとフックキーパーに付いていたスプーン1個。
他は常時車載の予備役3軍スプーンのみだ。
「まあ、何とかなるか!(?)」


入渓後の第1投
「プチッ」
・・・おにゅーミノーロスト
(¥▲900なり)
今日はツイてないようだ(汗)


今回の川は地図で見る限り側道というものが無い。
「まぁ、釣り人が付けた獣道くらいあるでしょ」ってな感じでガンガン釣り上がる。
ガンガン高巻きしまくる!
けど魚影は薄い。いや全く見えない。
昨日のものと思われる足跡だけが見受けられるだけ。。。


数百メートル釣り上がってやっと1匹ヒット!
一瞬「カワムツ!?」と思わせるような派手な岩魚。
各鰭がオレンジで先端は白。着色斑点の色も鮮やかで美しい。

この時点でほぼ満足満足なのだが、まだ8時半。
帰るには早いし、先程越えてきた数々の高巻きポイントを下るのは辛すぎる。
きっと退渓ポイントがある筈なのでそこまで行こう!


再び釣り上がる。
魚影は次第に濃くなっていくが、相変わらず釣れない(汗)
暫く後、落ち込みの白泡に放ったスプーンを根掛りでロスト(涙)
(¥▲600なり)
1軍ルアーは全て失った。
時計を見るともう9時半。車まで戻る時間を考えるとそろそろ退渓しなければ。
ロッドをたたみ、側道へ出るポイントを探し始めた。


んが、、、退渓ポイントが無い。
両岸は切り立った崖。
渓は落差を増し、美味しそうなポイントが続くがそれどころではない。

↑こんなポイントや

↑こーんなポイントも素通り。



しかし、上がれど上がれど道は無し。
喉が渇いたので川の水を飲みながら考える。
「これって遭難!?」

唯一の希望の光は相変わらず砂地に残る、昨日の足跡と
たまに見受けられるようになったゴミ(笑)


急斜面に獣道のような踏み固められた道を見付けたのは11時を過ぎていた。。。
クマザサを掻き分け脱出したのは牧草地。
「ここ何処???」


車道に出て山を下るが、先程釣り上がった谷からどんどん離れていく。
谷の方に行かなくては!
とりあえず谷に近付こうと側道らしき道へ入る。
が、、、かなり歩いた先は行き止まり。。。
「辛っ」
マジ疲れた。。。


道路に寝っ転がって見た空が綺麗。
空が青いぜ・・・ビール飲みたい
みんなが心配しているといけない。
先を急ご。
いま歩いてきた道。遠くに見えるは霊峰大山 ここは畑のど真ん中。白いガードレールの道まで戻らなきゃ・・・
再び歩き始める。
ウェーディングシューズが重い。

暫く歩くと再び谷への方向に行く道が。
このまま今の道を下っても大廻りは間違いない。
一かばちか曲がってみる。
上手い具合に谷間近まで行くが・・・・・行き止まりはまた牧草地だった(涙)
もう元来た道へ戻る時間・気力・体力も無い。
せせらぎは聞こえないが渓は近いはず。
この斜面を下ってみよう。


幸い暫くは空間がある落葉樹ゾーン。楽に下れた。
せせらぎが聞こえる所までくると大藪(涙)
あと少しが遠い。半そでシャツから出ている両腕が痛い。
(帰ってから見ると傷だらけ)


やっとの事で渓まで下る。
あとは良く覚えてない。
膝が笑ってる。何度か沈した。
高巻きゾーン幾つか降り、入渓点に辿り着いたのは釣りを開始してから6時間後だった。。。
*ウェーダーを脱ぐとき、左足首がケイレン(笑)


車に残してきた携帯にはOLM参加者OZ-aki氏からの着信が5回も(詫)
程なく6度目のコール「遭難してました」と告げ、会場へ急行するのであった(大汗)


高速の料金所、使ったお札が半分濡れているのにおっちゃんビックリ(笑)
2時間遅れで会場に着きましたとさ。
みなさん心配かけて本当にゴメンなさいm(_ _)m

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kaioより

近場の川でも地形図は携帯しましょう!
(筒に入れてても何の役には立ちません)

緊急告知
「第二回プチ遭難釣行の同行者募集中!」

参加要綱
必ず地形図・飲料水は持参のこと!詳細はメールにて

まったく懲りないかいを君であった。。。

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